自治体職員の皆様を対象としたリスクマネジメント研修

研修と意義のねらい

 自治体職員の皆様には、公務員の倫理に基づく公正かつ確実な業務遂行が社会から期待されています。しかし残念ながらその一方で、そのような社会からの期待を裏切るような、様々なトラブルや不祥事などが発生しているのが実情です。これらを減らしていくためには、制度やルール、仕組みをつくるだけではなく、職員の皆様ひとりひとりに正しい知識や考え方を身につけていただき、それらが行動に反映されていくような研修が不可欠です。また、それでもトラブルや不祥事の発生を防げなかった場合には、悪影響を最小限にとどめ、再発防止を図るための組織的な危機対応力が必要となります。
 弊社ではこのような考え方に基づいて、平常時におけるリスクマネジメ ント活動の基礎や、リスクマネジメントの観点から望ましいコミュニケーションのあり方、個人および組織としての危機対応など、リスクマネジメントおよび危機管理に必要な内容を網羅的に含む研修を提供させていただき、 組織の中核を担うにふさわしい、リスク察知能力や危機対応力に優れた人材の育成を目指します。

※「リスクマネジメント」や「危機管理」という言葉の定義が組織によって異なる場合があるため、「リスクマネジメント研修」と同様の内容の研修でも、「危機管理研修」という名称で提供させていただくことがあります。

 

研修内容

 弊社が提供させていただく研修では、受講者の皆様が一方的に知識を習得するだけでなく、主体的に考えていただきながら、問題意識をもって学んでいただけるよう、講義とグループワークを組み合わせて研修プログラムを構成します。
 多くの自治体で実績のある講義とグループワークは以下の通りです。これらをご希望に応じて組み合わせ、半日から2日間の研修プログラムを組み立てます。

 

【講義】

 (1) リスクマネジメント入門

 リスクマネジメントに関する基礎知識の説明や事例の紹介を交えて、リスクマネジメントや危機管理の基本、自治体に求められるリスクマネジメントのあり方などについて解説します。
(所要時間の目安: 約40分)

 (2) リスクマネジメントの進め方

 日常業務におけるリスクアセスメントや、トラブルなどの未然防止策など、平常時に組織的かつ合理的にリスクマネジメントに取り組む手法と、実践する上でのポイントについて解説します。
(所要時間の目安: 約40~60分)

 (3) 危機管理の基本

 緊急事態が発生した場合に、組織として対処する際に求められる危機管理の要諦について解説します。
(所要時間の目安: 約40分)

 (4) リスクコミュニケーション

 リスクマネジメントや危機管理における様々な場面で求められる、情報の伝達・共有や情報公開、メディア対応の基礎について解説します。
(所要時間の目安: 約40~60分)

 

【グループワーク】

 (5~6名程度のグループに分かれて議論していただき、議論の結果を発表していただく形をとります。)

 (1) 身近なリスクに関する体験の共有と、危機事象の予見

 各自が業務で経験したトラブルや事故などの事例を、グループの中でお互いに話し合っていただき、自治体の業務に潜む様々なリスクについて視野を広げていただきます。
 また、それらの事例がもしエスカレートしたら、どのような事態に発展しうるか議論していただき、将来起こりうる危機事象を予見するためのポイントについて学んでいただきます。
(所要時間の目安: 約80分)

 (2) 緊急事態への対応

 架空の自治体で危機事象(業務上のトラブル、事故、職員の不祥事など)が発生した場面を想定して作成されたシナリオに基づいて、自治体の危機管理としてどのように対処すべきか議論していただきます。
(所要時間の目安: 約60~90分)

 (3) 模擬記者会見

 架空の自治体で発生した危機事象に関するシナリオに基づいて、報道発表資料を作成し、これを使って模擬的に記者会見を体験していただきます。自治体として記者発表を行う側と、マスコミとして質問する側に分かれていただき、マスコミや県民・市民の目線から、発表内容がどのように伝わるかを感じていただけるよう工夫します。
(所要時間の目安: 約40~60分)

 (4) 事例分析

 過去に実際に発生した事故、トラブル、不祥事などの事例を題材として、そのような危機事象が発生した原因や背景、予防できなかった理由、事後対応における課題や望ましい対処方法など、様々な観点から議論していただきます。
(所要時間の目安: 約40~60分)

 

 内容や時間配分、プログラムの組み立て方は様々な形にアレンジできますので、詳しくは個別にご相談ください。

 

弊社が提供させていただく研修の特徴

  • 自治体や企業などにおける多くの事例から得られた教訓を踏まえた、実践的な内容です。
  • グループワークでは、経験豊富な講師によるファシリテーションによって、活発な議論を通して能動的に学んでいただけます。
  • リスクマネジメントに関する国際規格ISO31000 をはじめ、国内外で認知されている様々なガイドラインに基づいて、リスクマネジメントや危機管理に必要な内容を体系的に網羅しています。

 

主な担当コンサルタント

防災部 シニアコンサルタント 田代 邦幸(たしろ くにゆき)

 

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