事業紹介 WORKS

防災研修・訓練・教材開発

防災訓練企画・実施

避難情報判断・伝達訓練の企画・運営

  • 【発注元】

    福井県

  • 【実施年度】

    令和5年度、令和6年度(2023年度、2024年度)

  • 判断力と伝達力を磨く、実践型訓練

    当社は、福井県内すべての市町を対象に、内閣府(防災)の避難情報に関するガイドラインに基づく「避難情報発令判断・伝達マニュアル(ひな形)」を作成・活用し、避難判断に必要な知識と技能を習得する実践的な訓練の企画・運営を、2か年にわたり支援しました。1年目は「土砂災害」と「中小河川の洪水」、2年目はそれらが複合する「風水害」をテーマに設定。防災気象情報の把握や避難判断の難しさ、避難情報の伝達に関する課題に向き合いながら、現場職員としての判断力と対応力の向上を図りました。訓練教材の作成から研修の運営、結果検証まで一貫して支援し、実務に即した取組を通じて、県内全域の防災力向上を力強く後押ししました。

    【特徴】

    • 気象庁教材を基に、避難判断と情報伝達の両面を扱うワークショップ型訓練を独自にカスタマイズ
    • 地方気象台職員と連携し、現場実務に直結する実践的な学びを提供
    • 事態の進展に応じた判断を、市長への報告形式で体験。必要情報の整理や、市長からの質問への対応を通じて、実践力を強化
    • 報告後(発表後)には、専門家による判断ポイントの解説を実施。誤解を防ぎ、確かな理解につなげる工夫を導入

災害対策本部運営訓練の企画・運営支援

  • 【発注元】

    徳島県鳴門市

  • 【実施年度】

    令和6年度(2024年度)

  • 災害対応72時間を見える化、行動力へと変える訓練

    当社は、鳴門市における災害対策本部の運営体制の強化を目的に、大規模災害の初動対応力向上に向けた訓練を実施しました。対象は市の災害対策本部員で、講義・ワークショップ・訓練を一体的に実施しました。訓練では、地域防災計画や関係マニュアルに基づき作成した実践的なシナリオを用い、発災直後から72時間までの意思決定の流れや、各班の役割を確認。訓練後には、明らかとなった課題や改善点を整理し、鳴門市の災害対応力を持続的に高めるための基盤づくりを支援しました。

    【特徴】

    • 鳴門市のマニュアルや被害想定に基づいた「災害シナリオ」「対応シナリオ」による現実に即した訓練を設計
    • 災害対策本部の役割や運営のポイントを、事例を交えた講義形式でわかりやすく解説
    • 発災から1時間・24時間・72時間後の状況を想定し、各班の動きや本部会議での意思決定を体験的に学ぶワークショップを実施
    • 本部会議を模擬的に実施し、各班からの報告をもとに対応方針の検討と共有を体験
    • 訓練後の振り返りで課題を明確化し、今後の改善に向けた具体的な方向性を提案

災害対策本部運営訓練の企画・運営

  • 【発注元】

    日鉄パイプライン&エンジニアリング株式会社

  • 【実施年度】

    平成25年度~令和6年度(2013年度~2024年度)

  • 会社の体制と事業特性を踏まえた実践的な訓練!地域特性に応じた研修!

    災害発生時には、企業においてお客さまはもちろん、従業員や関係者の生命・身体の安全を確保し、事業を早期に再開することが求められます。日鉄P&E様では、本社および各支社の災害対策本部員や本部運営を担う本務事務局メンバーを対象に、災害時の対応力を高める訓練を定期的な実施しています。さらに、全国に所在する支社・事務所の従業員が自身の勤務地の災害リスクを理解し、主体的に備えるための冊子も整備されています。当社では、日鉄P&E様の事業特性を踏まえ、災害対応力の向上に向けた訓練・研修の企画提案・実施支援に加え、啓発冊子の作成支援も行っています。

    【特徴】

    • 本社・各支社における災害対策本部員・本部事務局員を対象とした訓練の企画・実施を支援
    • 全国の従業員が、勤務地の災害リスクを理解し、発災時に的確な行動を取るための心構えと知識を習得する研修の企画・実施を支援
    • 支社・事務所ごとの地震・風水害等のリスクを整理した、従業員向け啓発冊子の作成を支援