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搬送は傷の手当と同様に重要です。搬送を誤って悪い結果になることが多いので充分注意しましょう。 |
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搬送の準備と手順 |
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患者に対する処置は完了しましたか。 |
A |
患者をどんな体位で運びますか。 |
B |
保温は適切ですか。 |
C |
「担架」(応用担架でも良い)は適切に作られていますか。 |
D |
人手と手順はよいですか。 |
E |
運び先と経路は確かめましたか。 |
F |
患者を搬送する場合は、患者に動揺を与えず、運び終わるまで観察しつづけるようにします。 |
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応急担架の作り方 |
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衣服を使用する |
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A |
シーツを利用する |
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B |
椅子を利用する |
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患者の運び方 |
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1人で運ぶ場合 |
<背負って運ぶ方法>
意識不明の患者を運ぶ時に用います。背負ってから患者の両手首をしっかりつかむと安定します。
<毛布やシーツを使って運ぶ方法>
「毛布」や「シーツ」の上に患者をのせ、引っ張って運びます。意識のない患者などをとりあえず運んだり、危険な場所から離れた所に移す時に役立ちます。 |
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2人で運ぶ場合 |
<救助者が互いに手を握り合って運ぶ方法>
重病患者ではなく、しかも二人の救助者の首につかまることのできるような患者の時役に立ちます。 |
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<救助者が患者の前後について 運ぶ方法>
意識不明の患者の時。一人は後ろから起こし、腕の下から手を通して片腕を両手でつかみます。もう一人は患者の足を重ね両腕で抱えます。後ろの救助者の合図で立ちあがり、患者の足の方へ進みます。
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3人で運ぶ場合 |
<二人が片側、一人が反対側について運ぶ方法>
患者を仰向け、または必要があればうつ伏せにして運ぶことができます。
片側に二人、反対側に一人ついて体の下に手を入れます。頭側の救助者の合図によって膝の上に載せ、「立て」の合図で立ち上がり、患者の足の方向へ進みます。
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